介護士は、体力的にも精神的にもストレスが溜まりやすい仕事だと言われています。
その背景には、利用者さん・ご家族・同僚・医療従事者など関わる人が多く、人間関係が複雑であること、人材不足が顕著で仕事量が多いこと、早出・遅出・夜勤などのシフトで生活リズムを維持できない職場が多いことなどがあります。
さらに結婚をすれば、こうした難しい仕事をこなしながら、家庭の生活を支えなければなりません。そんな状況下でストレス過多になって、心身を壊してしまう方は珍しくないのです。
無理なく介護の仕事を続けていくためには、自分を労ることが大切です。では、自分を労るためには、どういったことを実践すれば良いのでしょうか。
まず大事なのが、自分の心と向き合う時間を作ることです。「疲れが取れない」「気分が上がらない」といった状況は、心身からの危険信号です。無視はせず、今の気持ちやストレスをメモとして書き出して、心身の状況を把握しましょう。そして、どうすれば良いかを検討しましょう。こうした、自分の心の中やストレスを正しく見る習慣を持つことが大事です。
次に、定期的にストレス発散をすることも大事です。自分に合うリフレッシュ方法を見つけて、計画を立てましょう。リフレッシュ方法がわからない方は、遠出したり、趣味に没頭したり、運動したりと、色々な方法を試してみることをおすすめします。その際、友人を誘って相談をするのも良い方法です。誰かに話を聞いてもらうだけでも、心の荷は軽くなるものです。